インタビュー

やる気に満ちた若者にチャンスと経験を。歴史ある運送会社が、挑戦できる会社に変革

愛知陸運 兼松グループ長

愛知陸運株式会社
採用戦略・教育グループ グループ長 兼松正登

岐阜県可児市出身 40歳。競輪選手一族の長男として生まれる。

高校卒業後、超難関の日本唯一の競輪選手養成所「競輪学校」に挑むが挫折。

目標もやることもなく日雇い派遣のアルバイトをしていたところ、派遣元にスカウトされて人材派遣業界へ就職。20歳で最年少支店長になる。

その後は同業界でキャリアを積み、37歳で愛知陸運株式会社へ入社。

創業80年の歴史を尊重しつつ新たな挑戦を続けている。また、持ち前のリーダーシップと面倒見の良さで、次世代のリーダーの育成にも注力している。

 

「ぼくはね、会社が良くなっていけばそれで良いんですよ。

自分の利益には興味がなくてね。それより、次世代を担う若い人たちにチャンスと経験を与えたいんです。」

 

そう話してくれたのは、愛知陸運株式会社 採用戦略・教育グループの責任者である兼松正登さん。

 

愛知陸運株式会社(通称:アイリク)は、愛知県豊田市に本社を構える運送会社です。

創業はなんと昭和17年、戦後の混乱期や高度経済成長やバブル崩壊をも乗り越えてきました。

古くから日本の物流を支えてきた歴史ある企業で、全国に41拠点以上の営業所があるトヨタ自動車のグループ会社です。

 

今回はアイリクの人事部で、採用や教育を担当してくれる社員の募集です。

採用戦略・教育グループのボス 兼松さんに生い立ちや人生観、仕事への情熱を伺ってきました。

 

BOSS紹介

はじめまして、愛知陸運株式会社の採用戦略・教育責任者の兼松正登です。

アイリクに入社して今年で5年目になります。

社会人キャリアとしては、人材派遣業界に約15年、それから運送業界へ転職をしました。

 

ただ、ぼく自身は働く業界や会社へのこだわりがあったわけではなくて、タイミングとご縁が重なり今に至ります。

 

ぼくは競輪選手一族の長男という特殊な環境で育ちました。

そのため、人とは少し違う人生を歩んできています。

今回は、そんな与太話にもお付き合いいただけたらと思います。

 

ぼくね、結婚するまで誕生日やクリスマスは家族でケーキを食べてお祝いするって知らなかったんですよ。

親父は競輪選手だったから地方遠征で家を空けることが多くて、家族団らんの思い出や親父に甘えた記憶はほとんどありません。

それに、口より先に手が飛んでくるものすごく厳しい父でした。

 

と言っても暗い話ではなくて、そんな環境で育ったからこそいまの自分の土台である「不屈の精神」が作れたと思っています。

 

今の自分よりもっと成長したいと思っている人、さらに挑戦をして自分の力を試してみたいと思っている人は、ぜひ最後まで読んでいただきたいです。

 

父も祖父も一流の競輪選手!なにひとつ不自由のない生活

ぼくの親父と祖父は、超一流の競輪選手でした。

家にはお弟子さんたちが毎朝5時くらいから練習に来ていて、いつも一緒にご飯を食べていました。

練習場やトレーニングルームがいくつもあって、家というより合宿場といった雰囲気でした。

 

あ、競輪業界って弟子制なんですよ。

母親は毎日お弟子さんたちの昼ご飯を大量に作っていましたね。

 

父親はかなり強い選手だったので、一目置かれるというより崇拝されている感じでした。

 

朝起きて親父に「おはよう」って言うとね、「”おはようございます”、だろう!」ってお弟子さんたちに怒られるんですよ。

 

競輪は1年中試合があるので、親父は地方遠征で家を空けることも多くて、

家族旅行なんて滅多になかった。そんな環境で育ったので、親子関係はわりとドライだったと思います。

中学生になる頃まで、親父とまともに喋ったことがなかったんじゃないかな。

 

当時、親父の年収は具体的にはわからないのですが、かなり高かったと思います。

本当に強い選手だったので、恵まれた生活をさせてもらっていました。

欲しいものは何でも買ってもらえてたんです。

例えば、学生時代はバスケに打ち込んでいたのですが、

バッシュは3ヶ月に一度新品を買ってくれて自宅にバスケットの専用コートを作ってくれました。

 

ほかの家庭を知らないので、社会に出るまではそれが当たり前だと思っていました。笑

 

周りにはいつも大人がいっぱいいたので、親父に甘えた記憶はあまりないけど寂しさはなかったかな。

それより、ものすごく厳しかったから家にいない時のほうが内心ホッとしていたくらいです。

 

敷かれたレールを進むはずが…若きサラブレッドの苦悩

高校卒業後は、ぼくも競輪の道へ進みました。

親父には「お前は、競輪選手にならなくていいよ」って言われてました。

 

自分も競輪に対して、夢や情熱はまったくありませんでした。

 

ただ、長男だし幼い頃から「お前は将来、競輪選手になるんだぞ!」って

周りから散々言われて育ったので、それが当たり前だと思ってましたね。

将来の夢なんて、他に何もありませんでした。

 

まぁ、そんな環境だったのと、母親は競輪選手を目指してほしがっていたので、

高校卒業と同時に競輪選手になる修行を始めたんです。

 

プロの競輪選手になるには「日本競輪選手養成所を卒業すること」が第一関門になります。

静岡にある日本で唯一の研修施設で、一般の合格枠は年間で当時たった30名だけ。

当時の受験資格は確か18-30歳までで、全国から受験を受けに集まってくるのですが、

東大の合格率より難しいって言われてましたよ。

国家試験なんですけど、人生をかけて何度も受験をする人が多いんです。

 

一応自分なりのケジメというか、お弟子さんたちの大変な練習をずっと見てたから、

中途半端な気持ちで競輪の自転車に乗ってはいけないと思っていたので、

やるなら本気でやろうと思い、高校卒業と同時に練習を始めました。

 

 

誰もオレを「オレ自身」として見てくれない

祖父も競輪業界の重鎮で、当時は世界選手権を連覇してる中野浩一っていう有名選手のコーチをしてました。

 

だから「兼松」っていうと、あの兼松の孫か、息子か、ってなるんですよ。

 

「お父さんは素晴らしい選手だね」「おじいさんにはお世話になったよ」とか、

先輩たちみんな、自分のことをまるでお客さん扱い。

 

それがとてつもなく嫌でね。

 

今思えばどうしようもないことなんだけど、当時はまだ若かったし、

自分が認められていない気がして耐えられなかった。

 

好きで「兼松」に生まれたわけじゃない。

 

別にやりたくて競輪を始めたわけじゃない、って自分に言い訳をしてすぐに辞めてしまいました。

辞めるときもはっきり親父には「辞めたい」ということもなく、

自然の流れ的にフェードアウトしました。いま思えば、不義理をしてしまったなと思っています。

 

日雇いバイトから最年少で人材派遣の支店長、人材の道へ。

それからは、友達と一緒にグッドウィルっていう派遣会社に登録をして、日雇いのアルバイトをはじめました。

引越しの手伝いや、佐川急便で荷物の仕分けをしていました。

 

1年ほど経った頃、グッドウィルでいつも仕事を紹介してくれてたスタッフさんが「うちの会社に来ない?」って誘ってくれたんです。

 

ちょうど固定のお仕事も終わりそうなタイミングだったので、入社させてもらうことになりました。

 

人を派遣する仕事は始めてでしたが、トントン拍子に正社員になり、所長になり、20歳で最年少の支店長になりました。

 

仕事は順調だったのですが、グッドウィルが廃業することになったんです。

そうしたら、仕事で知り合って仲の良かった企業の役員さんが、

せっかくだから派遣会社を紹介するからそこで働きなよ、と言ってくれて。

それで別の人材派遣の会社へ転職をしました。そこでは、10年以上お世話になりました。

 

今度こそ、代表の思いを形にしたい

 

自分で言うのもなんですが、ぼくは私利私欲の出世には少しも興味がありません。

 

むしろ利他的というか、組織内のポジション取りに興味がない分、

外からどう見られているかを俯瞰できている方だと思います。

なので、「どう変化をしていくべきか」「生き残るために何を捨てるべきか」は、

わりと的確に見えています。

 

ただ前職ではそれを形に出来なかった。

 

自分なりの経営哲学や熱意を持て余していたとき、

声をかけてくれたのが愛知陸運の須田常務(現・参与)でした。

 

じつは須田常務は親父の高校の同級生で、

たまたまお会いしたときに会社を辞めたことをポロッと口に出すと「うちに来い」と言われたんです。

 

まったくそんなつもりはなかったのですが、「いいから来い」の一点張り。

 

須田常務は、こんなことを話してくれました。

 

「アイリクは歴史あるいい会社だ。俺はこの会社が好きで恩に感じている。

だけど、時代に合わせてもっと変化をしていかなければいけない。変化する力がうちは弱い。

それを、先頭を切ってやっていける奴が必要だ。」

 

そのとき思ったんです。

あれ、これって…オレがやりたかったことじゃないか。

 

歴史ある会社だからこそ抱える問題点

愛知陸運 兼松グループ長

 

2019年、愛知陸運に入社しました。

 

アイリクは、やはり「攻め」が苦手な会社でした。

先代たちの努力のおかげで安定した土台はあるものの、ただでさえ移り変わりの早い今の時代、

現状に満足していてはあっという間に世の中から取り残されてしまいます。

 

新しい貨物への挑戦や、新事業の売上向上は必須と考えました。

 

1975年にトヨタ自動車のグループ会社になった愛知陸運の事業は、大きくは3つに分かれています。

「自動車部品の輸送」「一般貨物の輸送」「エアカーゴ」です。

 

「自動車部品の輸送」は、トヨタ自動車さんの工場へ自動車部品をお届けする事業です。

さまざまな納入スタイルで、無駄を省き効率よくお届けするスタイルが構築されています。

弊社の約6割は、自動車部品の輸送関連の仕事です。

 

「一般貨物の輸送」は、自動車部品以外の貨物で、住宅建材やシステムバスやキッチン、カーナビ、書籍などをお届けしています。

お届け先は法人先様のみで、個人宅への配送は行っていません。

 

「エアカーゴ」は、空港に発着する荷物を配送する事業です。

全国の主要空港で業務が提供されており、輸出では工業製品や建材なし、輸入ではワインや医療機器、アパレルなど多岐にわたる国内・国際貨物に対応しています。

 

愛知陸運の歴史は非常に深く、昭和17年に創業し、

戦後の混乱期や高度経済成長期をくぐり抜けて日本の物流を支えてきました。

バブル崩壊後の強い逆風の際も、リストラや整理解雇は一切行わず、社員一丸となりピンチを乗り越えてきた会社です。

 

コロナ禍で時代の流れが急速に変化した今こそ、改めて社員一丸となり進化をしていく時だと考えました。

 

組織風土を大切にして進化していく

愛知陸運 兼松グループ長

 

入社後の配属先は人事部でした。

最初は営業やるって聞いてたんですけどね。笑

いざ人事部の仕事をしていくと、なぜここへ配属されたのかが見えてきました。

 

よく「人が会社を作る」って言うじゃないですか。

あの言葉の通りで、会社を良くしていこう思ったら、まずは人を作らなければいけないんですよね。

新規採用はもちろん、現社員や役員たちの意識もアップグレードしていく必要がある。

 

会社には「どんどん進化をしていきたい人」と「ゆっくり進んでいきたい人」がいます。

どちらが良い、悪いというわけではありません。

 

ですが、ぼくがいま声を大にして進化を叫ぶのは、時代の移り変わり以外にも理由があります。

 

愛知陸運 スタッフの皆さん

 

物流業界は、若い社員がたくさん入ってきます。

 

アイリクには、10代の高卒で入社してくる若手社員も多勢います。

 

自分はせいぜいあと20年ですが、彼らの定年までは40年以上あります。

 

彼らがこの先も安心して働ける環境をつくって、

その種をしっかり蒔いてやらないと、逆に無責任だと思うんですよ。

 

何十年か先の未来は、大型ドローンが荷物を運ぶのが主流になっていて、

トラックの陸運はレアな運び方になっているかもしれません。

 

何があるかわからないからこそ、新しい仕事にどんどんチャレンジして結果に繋げていける会社になっていかなければいけない。

 

それが自分の役目だと思っています。

 

挑戦したい人が、挑戦できる環境を

愛知陸運 オフィスの仕事風景

 

アイリクはね、やる気があれば若手でもどんどん仕事を任せますし、予算も与えます。

同規模の企業では考えられないくらいの予算を採用と教育にかけています。

 

例えば、私のグループでは入社年次2年目の若手社員でも、

年間約2,000万円の決裁権と裁量を与えてます。

ほかの会社では、なかなか無いと思いますよ。

 

それ以外にも、資格取得費用は会社が負担しますし、

スキルアップに対する費用は毎月5万円まで補助される制度もあります。

学びたい、スキルアップしたい、という人にはこれ以上ない恵まれた環境です。

 

今回は人事部の「新卒の採用担当」と「人材教育担当」の募集ですが、

このふたつは密接に繋がっています。

 

「新卒の採用担当」は、高校や大学に出向き、

就職担当の先生らへ営業をして斡旋をしてもらったりする所から、実際の面接まで一貫して担当します。

アイリクの採用は、高卒新卒担当・大卒新卒担当・中途採用担当に分かれています。

 

「人材教育担当」は、新入社員研修をはじめ、全ての研修の企画・実施をします。

研修は月に2-4回行われます。

 

ただ、採用と教育は二人三脚で進めていくので、採用担当が研修を実施したり、

教育担当が採用営業を一緒に行ったりします。

 

担当したセクションの専門ではなく、チーム一丸となって採用と教育をしていきます。

 

こんな人と働きたい

愛知陸運 兼松グループ長

 

「人事の仕事」の枠に捉われず、大きな数字を動かしてみたい、

経営的な視点も学びたい、という人はとても成長できる職場です。

 

与えられた役割を自分でどんどん広げていきたい人、色んなことにトライしてみたい人は大歓迎です。

 

ぼくは自分のことを、「上司だから優秀」とは思っていません。

誰でも、自分より優秀な部分はあります。

 

人には得意、不得意がありますが、自分の得意をどんどん伸ばしていって欲しいです。

 

それに、失敗を責めることはしません。そういう空気も作らせません。

挑戦に失敗はつきものです。

 

仕事を通して成長していきたい方からのご連絡、お待ちしています。

 

編集後記

「若い人たちは頑張ってる。僕らの方が変わらないきゃいけない時もあるなって、最近思うんですよね。」

 

と話してくれた兼松さん。

部下の挑戦に全力でサポートをする姿勢に、とても力強さを感じました。

 

今回は、人事部の矢野さんにもお話しを伺えたので、

入社2年の矢野さんからみたアイリクはどんな会社か聞いてみました。

 

「兼松さんは、やりたい!と思ったことにはいつも賛成してくれます。

挑戦に反対はしません。でも、年齢や入社年数にかかわらず責任は降りてきますが、

すごく自分が鍛えられるし成長できる環境です。」

 

楽しみながら成長できるのが仕事の醍醐味、そんな空気を感じました。

 

(取材・執筆 オオスミ浩子)

 

求人票

募集職種

■新卒採用担当

■人材教育担当

 

仕事内容

■新卒採用担当

・採用計画における施策の立案・実行

・採用手法の選定

・パートナー会社との定期的な打ち合わせ

・選考対応

・内定者フォロー

・自社採用サイトの求人テイティング、更新

・全拠点の採用状況把握

・その他付帯業務

 

■人材教育担当

採用担当と連携して業務を進めていきます。

社員に対して行う研修運営も業務のひとつです。

まずは事務局の運営からはじめて、ゆくゆくは講師として社員教育を行っていただきます。

・新入社員研修

・ドライバー向け研修

・管理職研修

・その他付帯業務

 

募集背景

創業80年のアイリクは、今よりもっと『イイ会社』を目指し常に進化を続けています。

採用・研修の強化のため、人事部で「新卒採用担当」と「人材教育担当」として一緒に働いてくれる仲間の募集です。

 

 

求める人物像

・やる気を持って仕事に取り組める方

・今の自分からキャリアアップしたい方

・社員の模範となる立ち振る舞いや言動ができる方

・イチから始めてプロフェッショナルを目指したい方

・チームで成果をあげることにやりがいを感じられる方

・意見が受け入れてもらいやすい環境で、自分らしさを発揮したい方

 

雇用形態

正社員

 

勤務地・アクセス

愛知県豊田市前林町住吉32番地

 

勤務時間

8:00〜17:00(実働8時間/休憩1時間)

 

給与

月20万6,000円以上+各種手当

 

(月収例)

月収28万2,700円(月給21万8,500円+残業手当40時間)+別途各種手当/30歳・大卒

月収27万2,100円(月給21万300円+残業手当40時間)+別途各種手当/26歳・大卒

 

休日・休暇

週休二日制

(土・日)月1回の土曜出勤あり。それ以上の休日出勤がある場合は代休を取得していただきます。

 

福利厚生・待遇

・交通費支給 (当社規定に夜)

・社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)

・財形貯蓄制度

・退職金制度

・社内研修制度

・出産、育児支援制度

・制服貸与

・各種報奨金制度

・寮、社宅貸与制度(自己負担10%)

・家賃補助制度(会社負担上限40%)

・Airiku-cafe/カフェテリアプラン

・トヨタグループ団体保険(自動車・生命保険の団体割引)

・会員制福利厚生サービス

・労働組合あり

・マイカー通勤可能(駐車場完備)

 

一緒に働くメンバー(配属組織)

人事部のメンバーと連携

 

本ポジションの魅力

人事未経験でも人事のプロへとステップアップできる環境が整っています。

得意を伸ばし苦手を克服する研修が豊富に用意されており、希望者には社外研修への参加も可能です。

「もっと挑戦してスキルアップしたい」「自分の力を試してみたい」という方にオススメです。

トヨタグループだからこその充実した福利厚生があり、明るく楽しい職場です。

 

こちらの求人募集に興味がある方は、「CONTACT」よりご連絡ください。